公認会計士はNumber風にベイスターズを語る

公認会計士の中で最も横浜ベイスターズファンと自負するファンがひたすらベイ愛を語るブログ。ただそれだけ。

開幕直前!佐野恵太は横浜の四番となれるのか

 

 

 

 

野球は9人でやるものだ。良いチームは個性的で魅力的な1/9が揃っている。一人の圧倒的な選手がいても現代野球のペナントレースの頂きは掴めない。これは事実。

 

 

 

しかし、エース、四番、抑え。この3ポジションはチームの中心であり顔だ。これも事実である。ファンの人気を集め客を呼び、長いペナントレースの辛い時にはチームの核となり、プレーで背中でチームを引っ張る存在が必要だ。

 

 

 

 

特に野手である四番打者は投手と違い毎日試合に出るので、より一層大事な存在である。

 

 

 

 

横浜ベイスターズにて、この大事なポジションが今変わろうとしている。

 

 

 

 

私が知ってる横浜ベイスターズの四番打者といえば村田修一

 

 

 

私が野球を見始めた2000年頃、四番打者は不在だったように思う。1998年横浜を優勝に導き長い間四番を務めたロバート・ローズが退団し、しばらく四番を固定できなかった。

 

 

 

いるメンバーで四番を試行錯誤しながら、2003年から中日から移籍したタイロン・ウッズがそのポジションに収まるものの、2年ほどで退団したりと。私が観ていた中で初めて固定された正真正銘の四番は村田修一だった。

 

 

 

 

入団当初の2003年から力を付け続けた村田は、2006年から4番のポジションを獲得する。なんでっていうくらいに右方向に伸びる打球。反応の良い3塁手の守備でファンを魅了し、チームを引っ張った。時期を同じくしてブレイクした内川と後輩の吉村と共に組んだ内川村田吉村のクリーンアップは当時のベイスターズファンの自慢だった。

 

 

 

 

しかし村田の打撃成績のブレイクと反比例する形でチームは低迷し、村田は親会社がTBSからDeNAに変わった2011年にチームを去る。(個人的にこれはしょうがないと思ってる。あれだけチームに貢献してきて優勝のかけらも見えないのであればそれが出来るチームに移籍したいと思うのは当然かなと。とにかくファンがそう思ってしまうほど当時の状況はひどいものだった。。)

 

 

 

 

親会社がTBSからDeNAに入った黎明期ではまた四番打者の固定は困難となる。外国人選手や他球団からの移籍したベテラン頼みとなるため、長期的な四番打者の固定はできなかった。ヤクルトと巨人で活躍したラミレスが移籍して活躍したり、ブランコの瞬間最大風速はワクワクしたり、ノリさんは頼りになったりとそれはそれで楽しめたが、村田が見せてくれたチームの中心として顔として、チームメイトを引っ張ってくれる四番打者とは違ったのである。

 

 

 

そして筒香が登場するわけだ

 

 

 

2014年、筒香嘉智は突然開花した。鳴り物入りで2010年に入団した筒香は芽が出ていなかった。毎年のように変わるバッティングフォームに、ファンはやきもきした。

 

 

 

 

しかしファンがチームの真の四番を求めるのに呼応するように、筒香は突然開花した。以後筒香は怪我やラミレス監督の奇策を除き長くチームの顔として四番打者に座り、また主将としてチームを鼓舞してきたのだ。

 

 

 

 

CSと日本シリーズを経験してきたこの数年、チームとファンは筒香と共に歩んでいたと言っても過言ではない。野球の成績だけではないところでの筒香の存在とキャプテンシ―については球団が多くのメディアを通してファンに伝えている。

 

 

 

 

その筒香は2019年オフにMLBに挑戦し、タンパベイ・レイズに移籍が決まり、ベイスターズの四番打者は6年ぶりに空席となるのである。

 

 

 

 

ラミレス監督は常に先手で動く

 

 

 

歴史から紐解くに、新たな四番打者の固定には数年かかる。時代のスターが登場するのを待ち、育てていかなければならない。

 

 

 

 

しかし、ラミレス監督は動く。近年の優勝への期待の高まりから、悠長に四番打者が芽を出すのを待っているわけにはいかないからだ。監督は佐野恵太を指名した。

 

 

 

 

正直、賭けだと思う。実際佐野は下位指名で入団したとは思えないほど、この3年で非凡な打撃センスを見せつけ、成長してきた。持ち前の明るさでチームでもファンも人気の選手だ。しかしあくまでそれは控えでの話で、今年上手くいけばレギュラー掴み取ってくれるかなというところだったはずだ。

 

 

 

 

しかし、やるしかないのだ。筒香嘉智という偉大な打者で主将の後釜を据えることが優勝の必要条件であり、それが出来るのは佐野恵太しかいないとラミレス監督が腹を括ったのだ。

 

 

 

 

ファンももう何も言うまい。佐野にかかるプレッシャーと容赦なく見せつけられる結果を受け入れて共に闘う準備はできた。シーズンは長い。必ずや佐野とシーズンを完走し、歓喜の涙を流そう。

 

 

 

 

 

 

さあ、開幕だ。